![]() 部屋は相変わらずごちゃごちゃですが、ちょっとだけ片付けて平常復帰の、としえです。ニュースを聴くたび、あんまりなことに心が痛みます。
【通信手段】 東京でも震災発生時から数時間は、携帯電話が規制されほぼ通じませんでした。災害時、公衆電話は優先で接続されますので、親元の安否確認のため利用させていただきました。 携帯電話の普及で公衆電話がかなり減りました。公衆電話を見つけたら、別の空いているのを探すよりも、列に並んでおいた方が得策だと思いました。あと、平時より電話の所在地を何箇所か知っておくべきだと感じました。 まず、固定電話ですが、最近の高機能の電話は停電になると使えません。回線が生きているのに、停電であるがために使えないことがあるのです。 ところが、昔の黒電話や昔のプッシュホンは使えたりします。電話線に乗ってる電気を使うので、電源が要らないのです。レガシーデバイスの強みです。 加入電話も公衆電話も電話線が切れたり交換機が壊れたら使えません。携帯電話は、基地局が壊れたり、基地局から先の回線が支障したら使えません。一方、昔ながらの無線機なら、…… これはアマチュア無線ですからアマチュア業務にしか使えません(非常通信や遭難通信は扱えます)し免許も必要ですが、電波が届く範囲では通信可能です。こんな小さい無線機でも見通しさえよければ100km先でも届きます。短波帯なら余裕で外国まで飛んでいきます。電気さえあれば、基地局も交換機も必要ありません。こういうレガシーな装置の方が、有事には強いのです。 【自己位置同定手段】 電話といえば、この地震の前にiPhone4に機種変したばかりでした。GPS受信機やデジタルコンパスが入っているので自己位置や方位がわかります。方向音痴のわたしにとっては超便利です。通常はGoogleマップなどとともに利用します。しかし、…… ・災害で建物などのランドマークが失われたら地名と現在地の対応付けは困難 ・回線が切断されている状況では地図が表示不能 になります。一方、緯度、経度は絶対的な座標ですので、ランドマークの有無によらず位置を特定できます。緯度、経度がわかれば地図上の位置に変換することももちろんできます。よって、 ・災害時や遭難時には緯度、経度が直接読み取れることも重要 ではないかと思います。(ただし、測地系の違いやGPSの精度などによっては誤差は生じます。) というわけでこれを期に、iPhoneにTheodoliteというアプリを入れてみました。緯度、経度、方位、仰角などがカメラ画像にオーバレイされて表示されます。 【電源確保】 地震の日は、iPhoneに頼りながら歩いて帰宅しました。しかし、やはり電池が減るんです。お家に帰ったら充電しなきゃと思いつつ歩き進むと、急にあたりが暗く感じられました。まさかとは思いつつ、道の先を見ると信号機が消えていました。明らかに停電です。もっとiPhoneの電池をセーブすべきだったと反省するも遅し。(幸い、家にたどり着くまさに直前に電気が復帰しました。電気のありがたみを感じました。) で、iPhoneの充電手段について調べました。非純正については、かなり相性があるようです。iPhoneは、USB端子から(またはACアダプタでUSB端子に変換して)充電しますが、ここに一癖あるようです。USB端子の2番ピン、3番ピンの電位がミソらしいです。非純正品の多くは、これらをオープン(高インピーダンス)にしているようですが、それがイケないみたいです。以上、すべて伝聞です。自分では検証していません。とにかく、iPhone対応を謳っていない非純正品はリスクを伴うかもしれないな…ってことで。 しかし、商用電源が停電してたり、手持ちの電池が底をついたらどうにもならないわけです。そこで、太陽電池の利用が考えられます。 あくまで机上検討です。検証していない回路は滅多に載せないのですが、こういう時節ですので敢えて載せます。動かない可能性大ですし、火災の危険もありますので、電気回路の知識のある方以外は真似ないでください。これを使って、火事が起きたり、感電したり、死傷を生じたり、接続した機器が壊れたり、この装置自体の部品が壊れたりするかもしれませんので、自己責任でお願いいたします。わたし、としえは本件に関し、責任を負いませんし、保証もしません。 太陽電池V1~V4の各々に並列のD1~D4は、太陽電池が一部陰ったり故障した場合にショートカットするためのもので、順方向電圧降下の小さい整流用ショットキーバリアダイオードが好適です。D5は逆流防止で、やはり整流用ショットキーバリアダイオードがよろしいかと思います。 C1とC2は電気二重層コンデンサで、一時的に電気を蓄えます。太陽電池の起電力が電気二重層コンデンサの電位を上回る場合には抵抗R1経由で充電されます。太陽電池の起電力が下がると、ダイオードD6を介して電気二重層コンデンサを放電します。D6もまた整流用ショットキーバリアダイオードがよろしいかと思います。D7とD8は電気二重層コンデンサに耐圧を超える電圧が印加されるのを防ぐためのツェナーダイオードです。 U1は三端子レギュレータで、低ドロップオフタイプが好適です。USB端子まわりは、ちょっとおまじないをしてますが、このおまじないが有効か否かは未検証です。 繰り返しですが、すべて未検証です。 【参考サイト】 ・tomoの雑記帳さま: 『iPhoneのUSB給電』 ・マスターの独り言さま: 『iPhone USB充電アダプタの作製』 これ以上、被害が拡がりませんように…。 わたしが中学生のころ、人力発電のこんなモノを作りました。 うわぁ、超便利……なわけねゃーよ! 同級生たちから総ツッコミを受けました。 あしたから計画停電ですって。ほぼ確実に対象地域に入っているのですが、情報が混乱してて具体的な輪番がわかりません……。
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なまえ: ひろしまとしえ ![]() 三崎港にて ![]() としえ船長です 【好きな場所】 海! 【クリエイティブ系趣味】 お裁縫、電子工作、激辛料理、 デジタルヘタ絵、写真 【アウトドア系趣味】 星見、海外旅行、崖鑑賞 【スポーツ系趣味】 スキューバダイビング(過去形)、 テニス(大過去形)、 アイススケート(超大過去形) 【としえの訪問地】 国内: 全47都道府県 国外: 33ヶ国+7地域くらい 北限: Longyearbyen (北緯78°) 南限: Puerto Iguazú (南緯25°) 東限: 納沙布岬 (東経145°) 西限: Honolulu (西経157°)
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